はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

浜坂の先人達

決勝に進出した広陵高校に思う 葛原しげると前田純孝

記録的な猛暑が続いた今年の夏。その中で球児たちの夏も終わり、花咲徳栄が広島の広陵高校を破り、初めて埼玉県に深紅の優勝旗が渡った。 敗れた広陵高校の中村選手は、大会新記録の6本の本塁打で話題を独占した。その広陵高校の校歌の作詞者が広島出身の葛…

浜坂のレコード針 市原惣兵衛と音楽鑑賞 

「松籟庵」でレコード鑑賞会 先日、かにソムリエのメンバーと連れ立ってJR浜坂駅前にある「松籟庵」に蓄音器(レコードプレーヤー)でのレコード音楽鑑賞に出かけました。

藤田威(たけし)先生生誕100年記念事業

6月10日新温泉町諸寄で、ろうあの日本画家藤田威(たけし)先生の生誕100年を記念する集いが行われた。

渡邊紀子先生 切り絵遺作展 浜坂先人記念館以命亭にて開催中

新温泉町浜坂の切り絵作家の渡邊紀子先生が亡くなられて5年が経ちました。 渡邊先生は昭和56年に浜坂の盆行事「精霊船流し」の飾り付けを手伝ったのがきっかけで、切り絵を始められました。 「久谷ざんざか踊り」が第16回全国きりえコンクール入選。 文化交…

漫画坂本眞一「孤高の人」・・・森文太郎から加藤文太郎へ

新温泉町浜坂にある先人記念館「以命亭」では、地元浜坂出身の登山家加藤文太郎を描いた新田次郎の小説を「孤高の人」を原案とした坂本眞一氏の漫画「孤高の人」の原画を展示しております。 漫画「孤高の人」は、ヤングジャンプの連載で、集英社から17巻の…

薄幸の歌人前田純孝

兵庫県立浜坂高等学校の京阪神に住む同窓生で組織する阪神橘友会の総会で、地元新温泉町の先人の足跡にふれ、功績を称え、理解を深めるための講演会が行われた。 今年の演題は「明治の歌人前田純孝」です。講師は浜坂高校の同窓生で橘友会副会長の新古雅紀氏…

新温泉町の情緒ある散歩道 味原小径

新温泉町浜坂の先人記念館「以命亭」と西光寺の間の細い道を下って行くと、ゆるやかな流れの小川があり、その脇の道をいつしか味原小径と呼ぶようになった。 川沿いを歩いて登ると右手の石垣が続き、浜坂の古い歴史を醸し出しています。左手にある日本アルプ…

宇野雪村賞

第14回宇野雪村賞全国書道展」入賞作品展示 13年11月19日(火) ~ 13年11月27日(水) 最高賞に輝いた恵美さんの作品「碧空」 新温泉町教委は、同町出身の書家、宇野雪村氏(1912-95年)を顕彰する「第14回宇野雪村賞全国書道展」(実行委員会、奎星会主催…

前田純孝と葛原滋

この程、新温泉町浜坂で前田純孝追悼の集いが行われた。2月11日13:30より薄幸の歌人前田純孝(翠渓)没後100年の節目に彼の先人としての功績を讃え、遺徳を偲ぶ集いで、地元でつくる実行委員会が主催したものである。 純孝は、東京高等師範学校に…

東の啄木、西の翠渓

いくとせの前の 落ち葉の上にまた 落ち葉かさなり 落ち葉かさなる 新温泉町浜坂出身の前田純孝(号翠渓 1880~1910)の代表的な歌である。 純孝は、東京高等師範学校に入学後、与謝野鉄幹・晶子らと雑誌「明星」に多くの作品を発表した。その中に石川啄木もい…

染・書・陶四人展が開催

浜坂先人記念館「以命亭」では、8月25日(水)まで、染・書・陶四人展が開催されています。 出展者は染を新温泉町在住の寺口敬子さん、書が朝来市の上地拝碩氏、陶は豊岡市の小田垣かすみさんと養父市の吉井直行氏の四人です。 後援は新温泉町教育委員会 …

以命亭:浜坂生まれの偉人たち

新温泉町には澄風荘から歩いて2分の所に以命亭がある。新田次郎の小説「孤高の人」のモデル加藤文太郎や明星の歌人で「東の啄木か西の翠溪か」と鉄幹に言わしめた前田純孝等浜坂出身の多くの先人を顕彰する先人記念館である。 以命亭と西光寺の脇の小路を下…

昭和の思い出

新温泉町浜坂の先人記念館「以命亭」の1コーナーに昭和の時代私たちがよく遊んだ独楽や凧揚げが展示されております。 独楽は、いろんな種類があり、子供の頃の思い出を呼び起こしてくれます。凧揚げの凧は手作りで元漁師の方がお孫さんの要望に応えて、図書…

九十1歳の絵画個展

新温泉町浜坂の先人記念館「以命亭」では、この程清水春野さんの九十1歳の絵画個展を開いております。数年前夫を亡くし、全てのことに無気力になっていたところ、自宅で絵画教室を主宰している次男の夫人の勧めでパステルの絵画に取り組みました。 丁度三年…

歌人佐佐木幸綱氏の歌碑 浜坂文学碑巡り6 

父として幼き者は見上げ居り 願わくは金色の獅子とうつれよ 風を早み磯に立つ波高けれど 沖に広がる但馬のブルー 前田純孝賞の選者の一人である早稲田大学教授・歌人佐佐木幸綱氏の歌碑です。浜坂の 松の庭の一角に平成20年8月に建立されたものです。 氏…

坂村真民歌碑 浜坂文学碑巡り3 

念ずれば 花ひらく 真民 ユートピア浜坂の前の庭に建立されている歌碑です。 念ずれば 花ひらく 念ずれば花ひらく 苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった そうしてそのたびに わたしの花がふしぎと…

前田純孝歌碑 浜坂文学碑巡り2 

いくとせの 前の落葉の上に また 落葉かさなり 落葉かさなる 純孝 前田純孝は、明治13年今の兵庫県新温泉町諸寄に生まれた。御影師範学校時代から「新詩社」に属し、機関誌「明星」に投稿した。 その頃与謝野鉄幹から東の啄木か西の翠溪か、と嘱望されてい…

「孤高の人」の文学碑 浜坂文学碑巡り その1 

山陰海岸国立公園の大海原が広がる浜坂県民サンビーチには、日本白砂青松100選の一つ「松の庭」がある。その一角に新田次郎先生「孤高の人」の文学碑が建っている。碑には小説「孤高の人」から抜粋した加藤文太郎が結婚式の朝、観音山から浜坂の町を見下…

加藤文太郎「孤高の人」新田次郎/文学碑巡り

カニソムリエの研修の一環として、このほど地元(新温泉町浜坂)にある文学碑について知識を深めるため広く知るため、文学碑巡りを行いました。 単独行で知られる加藤文太郎をモデルにした「孤高の人」の作者新田次郎さんや与謝野鉄幹に石川啄木と「東の啄木…

浜坂先人記念館「以命亭」催し

浜坂の先人記念館「以命亭」では、今「里山の写真展」とミニ企画「昭和の思い出展」を行っています。但馬のある里山の風景を一年間通し四季折々の一コマ、一コマに映し出されております。 また、ミニ企画の「昭和の思い出展」では昭和の30年代初めの懐かしい…