はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

藤木九三翁と加藤文太郎

藤木九三翁と加藤文太郎

先日、神戸のブナを植える会のみなさんが澄風荘にお泊り下さいました。加藤文太郎の関係で会の皆様を存じ上げていましたが、その中のOさんから芦屋の高座の滝にある藤木九三先生のレリーフのレプリカを戴きました。

藤木先生は大正-昭和時代の登山家で元朝日新聞記者。

明治20年9月30日生まれ。大正4年東京朝日新聞社にはいる。岩登りを研究・実践し,13年RCC(ロック-クライミング-クラブ)を結成,翌年北穂高滝谷の初登攀(とうはん)に成功。昭和9年京都帝大白頭山遠征に報道員として参加した。昭和45年12月11日死去。83歳。京都出身。早大中退。著作に「雪・岩・アルプス」など。

加藤文太郎を山へ導いた一人。加藤文太郎著「単独行」の序文は藤木九三氏。新田次郎著小説「孤高の人」では、藤沢久造の名前で登場。