はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

あじさいロード!

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新温泉町浜坂の澄風荘から約16km ほど山間に入ると、道路わきに地元のお年寄りの皆さんが植えられた紫陽花の花が咲き頃です。

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蛇行を描いて日本海に注ぐ急峻な久斗川の流れの最上流のこの辺りは、江戸時代中期から砂鉄が採れていたタタラ場跡が見られる。

砂鉄を採るには、木炭の生産が盛んな地域にタタラ場が生まれるが、そのためにも当時山には、クヌギや楢の木が生い茂っていた。

今は人工林のスギや檜が植えられた山が多く、保水力の弱いこれらの森林は、夏期には久斗川の水が枯れるに等しくなるのが残念でならない。DSC02750.jpg