はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

今日は第23回但馬牛まつり2016

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本日9月25日は、新温泉町の但馬牧場公園で、第23回但馬牛祭りがおこなわれております。

10年以上前からこのイベントに参加されるため、東京から澄風荘へ来られるお客様がいらっしゃいます。

朝食の後、少しお話をさせていただきました。但馬牛の引く牛車の花嫁パレードの写真撮影が目的とのことでした。

 花嫁行列

最近の結婚式は、ホテルや結婚式場で行われるため、田舎でも花嫁行列などとんと見なくなりました。

三十数年前、結婚式を挙げた私の場合が、そのような風習も最後だったかもしれません。

※写真は牧場公園のFBページより。

バスで乗って来た花嫁は、村はずれで車を降りると、迎え女郎といわれる女性の案内で花婿の家まで歩いてまいります。行列は、花嫁側の歌の上手い長老が長持ち歌を歌い、ゆっくりと進みます。

蝶よ花よと、大事に育てた娘だから簡単には他人に渡すわけにはいかない、との意味もあると歌だと思います。

 

迎える花婿側の村の人たちは、道脇に鶴や亀のお祝いの飾りで迎えますが、そこを通るときは花嫁の行列は、ご祝儀を渡す風習がありました。(簡単なものは鶴にツルハシ、亀にスコップを見立て飾りをつけます。)

 

子供やお年寄りには、お祝いのお菓子が配られます。行列が花婿の家の門までやって来ると、花嫁を渡す歌と受け取る歌の交換があります。

 

今ではこのような風習はすっかりすたれ、歌が歌える人も少なくなりましたが、但馬牛まつりではこうした昔ながらの花嫁行列を模した花嫁行列パレードが行われます。こうした風習も年に一度のイベントで、若い世代や子供たちに伝えられています。

但馬牧場公園・牛まつりの屋台

但馬牧場公園は動物とのふれあいが楽しめる牧場や子供たちに人気のアスレチックがある、自然豊かな公園です。

新温泉町浜坂駅からバスで25分湯村で降ります。

澄風荘からは車で20分ほどでつきました。牧場公園ではすでに多くのお客さんで賑わっていました。

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コロッケやお寿司、但馬牛の牛丼の屋台。

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屋台では地域の様々なグループの手作りの総菜や佃煮、お寿司、おこわ、牛めし、うどんなど地元の素材を活かした食べ物の販売がありました。

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子供たちがドーム型トランポリンに並んでいます。

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奥の人工芝は冬はスキー場になります。子供の頃はそりや段ボールで滑ってスリリングな遊びをしていましたが、今は少し危ないためそりの貸し出しは中止されているようです。

久斗山の栃餅

久斗山農産加工組合の栃餅を買って帰りました。

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久斗山の栃餅は栃の実が香ばしく餅はしっとりとしてするっと食べてしまいます。

中のあんことの相性もばっちりでほどよい甘さが口に嬉しいおやつです。

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楽天市場で但馬の栃餅を見つけました。新温泉町湯村温泉の但馬遊月亭さん。(↓アフィリエイトリンクではないです)

 

 但馬牛まつりも今年で23回ですが、但馬牛の魅力と地域の伝統を伝えていくイベントとしてこれからも盛り上がっていけるよう応援して参りたいと思います。

牛の写真は撮れなかったので、牧場公園のFacebookページやTwitterをチェックしてみてください。

https://www.facebook.com/tajimabokujyo/

兵庫県立但馬牧場公園 (@bokujyokoen) | Twitter