はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

但馬御火浦と後鳥羽上皇 浜坂文学碑巡り5

浜坂文学碑巡り5 後鳥羽上皇

後鳥羽上皇御製 

 思いやれ 憂き身を御火の浦風に

 泣く泣く絞る

 袖のしずくを

 

源頼朝の死後、承久の変に敗れた後鳥羽上皇が隠岐に流される途中、1221年(承久3年)旧暦7月の(新温泉町浜坂)三尾の沖で遭難し掛かったところ、三尾の住民に助けられ、厚く持て成された。

その三日後、陸路を鳥取境港へと出発され。

自らの運命の悲哀を歌に託された心情を八百年経った今も哀しく思われてならない。

 

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