文太郎くんと聞いて直ぐに新温泉町浜坂でこの町の出身の不世出の登山家加藤文太郎を思い出す。命名の由縁をお聞きするとご両親とも相当な加藤文太郎ファンとか。
「昭和初期の文太郎直筆の葉書を御覧頂いたり、新田次郎さんの小説『孤高の人』や最新の谷甲州著『単独行者』のことなどそこから文太郎談義に花が咲く。
『単独行者』はおよそ六年ほど前、加藤文太郎生誕百年を記念して、山渓の特集記事取材で、谷甲州さんが澄風荘に宿泊された時お酒の勢いを借りて、加藤文太郎の小説を依頼した経過がありました。
一年半の『山と渓谷』の連載を経て、昨年9月単行本が出版されました。
最後に文太郎くんを囲んで記念に写真を撮らせていただきました。