新温泉町浜坂の先人記念館「以命亭」を下り、味原川にであうと目の前には町立の図書館があって、このまちの出身で新田次郎の小説「孤高の人」や谷甲州の小説「単独行者」のモデル加藤文太郎を顕彰したものです。
川沿いの小さな道が「味原小径」といってまちのひとびとに親しまれています。流れの少ない川にはたくさんの蟹さんが遊んでいます。
かにの横歩き
この二匹の蟹は戯れているのか、それとも喧嘩しているのかはよくわからない。それぞれの蟹は、右や左に忙しなく横歩きをしています。
しかし、蟹たちはいたって真面目に前に進んだり、後ろに下がったりしているらしい。
「かにの横歩き」とはかにとっては横歩きは普通のこと、他の人間からみたら「変わったこと」でも当人にとっては当たり前のことを喩えた言葉です。