はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

浜坂漁港で揚がる海老グルメ試食会

10月30日新温泉町の但馬牧場公園で、浜坂漁港で水揚げされた地エビを使ったグルメの試食会が行われました。主催は新温泉町商工会、プロデューサーはじゃらんリサーチセンター田中優子氏です。

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地元の宿泊施設や飲食店など10施設が参加して、甘エビ、モサエビ、オニエビなど地エビを使った三種の料理を披露し、マスコミ、町関係者、商工会関係者のみなさんが試食して意見交わしました。

海老グルメ新作メニュー

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澄風荘ではえび味噌を塗った焼きおにぎり、海老と大根のサラダ、海老と大根と里芋の汁、海賊焼きです。シンプルに猛者海老を塩焼きし、殻ごと豪快に食します。

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湯村の但馬牛ビーフレストラン楓さんは但馬牛ステーキに、エビフライ、海老を使った3種の前菜など。

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芦屋荘さんは地エビづくしで海老のかき揚げ丼。

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うみべのお宿丸文さんは海老使った美しい創作寿司を出品されました。

猛者エビ・がらエビ・甘エビ・オニエビ

浜坂の地エビ、猛者エビ・がらエビ・甘エビ・オニエビをご紹介します。

猛者エビは深海200mあたりに生息し、がらエビはさらに深い場所に生息、甘エビは200~600mの場所に生息しています。猛者エビ、がらエビは足がはやく、都心部には出回らない地元漁港近くでしか食べられない希少な海老です。猛者エビは3~5月と9月に水揚げされますが春先に多く水揚げされるので別名「桜エビ」「五月海老」とも呼ばれます。(渡辺水産 調理長 山崎さんより)

オニエビは山陰沖180~300mの海底から捕獲されます。近年乱獲・温暖化の影響により幻のエビとなっています。おすすめの召し上がり方は刺身や塩焼きです。(浜惣商店 濱本さんより)

地エビの種類 猛者エビ がらエビ 甘エビ オニエビ
生息域 深海200m 深海200m~ 深海200~600m 山陰沖180~300m
別名 桜エビ・五月海老 ドロエビ 赤エビ イバラモエビ(正式名称)

来年4月には浜坂発の新しいご当地グルメの誕生を目指します。

澄風荘では来年4月から海賊焼きコースでデビューします。海老好きの皆さまお楽しみに。