京都の筍農園「義の」へ
昨年、故郷の荒れた竹藪を手入れして、筍山に設えたが、この度京都にある筍農園を視察に赴きました。
軽自動車がようやく通れるほどの山道を2~3分登ると、辺り一面筍畑に到着しました。
時々テレビ中継などで、春の筍シーズンに筍畑が紹介されるが、実際に生で見るのと大違いで、まるで竹の日本庭園を思わす光景です。
筍掘りの技術に脱帽
また、来春品質の良い筍を掘り出すための手の施しには脱帽で、私たちが田舎の竹藪から、掘り出す作業とは雲泥の差があると言わなければなりません。
春、筍の収穫が済むと、お礼肥えをやり、毎日雑草を抜き、5~6に竹が伸びると芯止めと言ってそれ以上丈が伸びないようにするとともに、2Mぐらいの間隔で親竹を残していきます。
さらに秋には、刈り取った稲わらを竹畑一面に敷き詰めるそうで、その上に運んできた土をかぶせます。
竹は、夏場の雨量や与えられた肥料などで、来春生える筍の数と品質が決まるそうです。
それでふわふわとした筍農園の地面が保たれます。筍栽培の一番の難しさは収穫の時で、ベテランの人でなければ、商品としての価値のある筍を掘り出すことはなかなか難しいようです。
竹がイネ科の植物であることも初耳、一度見学させていただいたぐらいでは筍栽培は、理解できないが、一年を通して竹畑に人が手間暇を掛ける努力に眼から鱗です。