三国志(6) 水魚の交わり

三国志の中で劉備玄徳は、諸葛孔明と自分との関係を魚と水に譬えて、言うなればちょうど、魚に水があるようなものであると言ったという。 後の人は、これを水魚の交わりといった。 春秋時代、斉の管仲と鮑叔の友情関係を管鮑の交わりと言って、何時も鮑叔は管仲の能力も志も家庭の事情もすべて理解できた。 やがて管仲は、…