三国志(13) 死せる孔明生ける仲達を走らす

宮城谷昌光氏の三国志も第10巻目に入った。 魏国への遠征を繰り返していた諸葛亮孔明は、前回の第4次北伐においては優勢な状況を、部下である李厳が大雨による食料の輸送に失敗して食料が尽きたため、撤退せざるをえなくなった。 食料の備蓄のため三年待った孔明は、第五次北伐を開始する。迎え撃つ魏軍は、司馬懿仲達…