はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

七釜温泉の魅力 七釜温泉ゆ~らく館をご紹介【2/23ちちんぷいぷいで放送】

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先日MBSの『ちちんぷいぷい』で浜坂の「みんなげ湯の町システム*1」のことが放送されましたが、2月23日にMBSのちちんぷいぷい「昔の人は偉かった  近畿湯治場めぐり」のコーナーで新温泉町の浜坂温泉から湯村温泉と道中の七釜温泉が放送されます。

澄風荘では内風呂が小さな家族風呂のため、外湯でゆったり大浴場で温泉を楽しんでいただけるよう、浜坂温泉ユートピア浜坂や七釜温泉のゆ~らく館の無料入浴券をお渡ししています。

七釜温泉ゆーらく館は当宿からお車で7分の場所にあり、ご希望のお客様には当宿で送迎もさせていただいております。

いつもお世話になっている七釜温泉とゆーらく館の魅力についてご紹介したいと思います。

七釜温泉

 新温泉町はその名のとおり、温泉のまちです。七釜温泉、二日市温泉、浜坂温泉、の3つの温泉を称して「浜坂温泉郷」といいます。また夢千代日記の舞台となった湯村温泉も含めると4つの温泉が新温泉町にはあります。

七釜温泉は昭和30年田んぼの中からひょっこりと湧きでた天然湧出の温泉で浜坂温泉郷で最初の温泉です。泉温は 46.5 ℃で加水加温の必要がなく源泉かけ流しの温泉で入ることができます。

七釜の名前の由来を七釜の古老に訊いたところ、昔この辺りは湿地帯が多く、また谷を釜と呼んでいたそうで、湿地のイメージを変えるため七釜となったという説もあります。

突然田んぼの中から温泉が湧きだしたものだから、当時は七釜地区も町も大騒動になりました。

徐々に旅館や民宿が温泉街らしい今の形が出来上がりました。共同浴場も今は二代目で、露天風呂も完備された「ゆーらく館」が2005年オープンしました。

 子授かり地蔵

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草ぶかい小道を進んで行くと、霊験あらたかな子授かり地蔵が祀られていて、七釜温泉にお泊りのお客様もお参りされる方が多いとか。場所はちょっとわかりにくいので七釜の地元の方に聞かれた方がいいかもしれません。

七釜温泉の神社「山宮神社」

七釜温泉山宮神社

玉田寺

ゆーらく館の丁度裏山あたりには戦国末期、田公氏の居城であったとされます。玉田寺の庭園は1776年ころ、丸毛一族の援助のもと、完成されたものと推定される、楠山式枯山水庭園がみどころです。

また、境内にある宝篋印塔には、正和3年の刻印があり、県下最古の宝篋印塔として兵庫県指定建造物に指定されています。

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(じゃらんnet提供【玉田寺庭園】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet

七釜戦隊にゃにゃレンジャー

冒頭の写真のミーちゃんやにゃにゃレンジャーという温泉猫?がいます。

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七釜温泉ゆ~らく館

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By 663highland (Own work) [CC BY 2.5 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.5)], via Wikimedia Commons

七釜温泉ゆ~らく館は七釜温泉の共同浴場の閉鎖後露天風呂設備を整え、2005年7月23日、日帰り温泉施設としてオープンしました。檜風呂や露天風呂、多目的風呂(釜風呂)が楽しめる源泉かけ流し温泉施設です。

山陰但馬 七釜温泉 ゆ~らく館 100%源泉かけ流しの湯 日帰り温泉 トップページ

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施設名 七釜温泉ゆ~らく館
営業期間 営業時間:9:00~22:00 受付終了21:15 休館日:毎月第1、第3水曜日 (祝日の場合、翌週水曜)
料金 大人:大人:500円 中学生以上 子供:子供:300円 2歳以上 その他:その他:2100円 多目的風呂 45分 大人3人まで
泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩高温泉(Na・Ca-SO4泉) 低張性、中性、高温泉
泉温 50.4度(気温9.5度)
湧出地 兵庫県美方郡新温泉町七釜字前田797番地9
pH値 7.18
アクセス

JR西日本山陰本線:浜坂駅から全但バス湯村温泉行で、バス停「栃谷七釜温泉口」または「七釜温泉」下車 徒歩5分

大阪・神戸から全但バス夢千代号で「湯村温泉」下車、浜坂行バスに乗り換えて「栃谷七釜温泉口」下車 徒歩5分

浴室にはボディソープ・シャンプーがあります。

澄風荘ではゆ~らく館の無料入浴券をご用意しお車で送迎させていただいております。ぜひ七釜温泉の質の良いお湯を七釜ののどかな風景のなかお楽しみ下さい。

関西の方はぜひ2月23日のMBS『ちちんぷいぷい』の放送をご覧ください。

*1:

「みんなげ湯の町システム」

浜坂温泉は昭和53年、消雪用水源の掘削ボーリング工事中に突然湧出した温泉です。各家庭を全長18キロメートルのパイプでつなぐ「みんなげ湯の町システム」が整備され、その豊富な湯量は、一般家庭への配湯戸数は全国一を誇っています。