浜坂の昔話
アケビの思い出 昨日行った道の駅「風の家」でアケビをひと蔓買った。子供の頃、実りの秋の楽しみのひとつがこのアケビだった。この季節になると、川沿いの山に分け入って蔓状の茎が雑木に絡みつき、伸びたその先にバナナに似た状態でアケビは実を付けていた…
本日9月25日は、新温泉町の但馬牧場公園で、第23回但馬牛祭りがおこなわれております。 10年以上前からこのイベントに参加されるため、東京から澄風荘へ来られるお客様がいらっしゃいます。 朝食の後、少しお話をさせていただきました。但馬牛の引く牛車の花…
但馬牛祭りのパレード前に並ぶ但馬牛たち 今月の25日新温泉町の但馬牧場公園で、第23回但馬牛祭りが開催されます。但馬牛は,松坂肉や神戸ビーフなど全国のブランド牛肉のルーツと言われています。 私が、小さい頃の農家にはどの家にも母屋の中の一角に牛…
栃の木 栃の実の思い出 栃の木は奥山の湿帯に植生する落葉性の広葉樹です。巨木となると高さ30M、根元の幹回りは1Mを超えるものもあります。 5月から6月にかけて白い花を咲かせます。 この花にミツバチが集まり、マロニエの香りのよい蜂蜜を採取するこ…
浜坂の昔話を一つ。 浜坂の宇都野神社に奉られている鮑之霊水のいわれは、社伝によると人皇十代、崇神の御代四道将軍彦坐命が軍艦で但馬に来られ、賊を平定された折、宇都野真若命は浜坂の塩谷浦に将軍を出迎え軍艦の修理を仰せつかる事になった。 しかし、…
御火浦を過ぎると三尾~岬の林道に入ります。左手には山陰海岸の鋸岬などの風光明媚な絶景が目の前に広がるところだが、残念ながら道の両脇を覆い尽くす樹木に遮られて、折角の風景はお預けです。 途中、不老の滝の霊水を戴きながらしばらくすると、立派な鳥…
1221年5月に、鎌倉幕府に対して後鳥羽上皇が倒幕の兵を挙げたのが、承久の変。 これに対して北条政子が、幕府方の兵をまとめて対抗し、朝廷方はあえなく敗れ去り、 捕らえられた後鳥羽上皇は、7月隠岐の島へ配流がきまる。 平家の落人伝説もある三尾の村の古…
先日、現在お住まいの横浜からはるばる山陰の浜坂まで一人の紳士がやってこられた。60数年ぶりのふるさとである。 駅から記憶を辿りながら町並みを歩くと、その頃の思い出が次々と脳裏に浮かぶと言う。銭湯屋の息子、近所の石屋の息子、近くの床屋のおじさ…
昔懐かしいかき餅、手づくりです。昔は毎年冬の一番寒い時期になると、何処の家でもこのかき餅がたくさん作られていた。早朝の6時頃から夕方まで親戚や近所の主婦が集まって餅搗きが始まる。明日は他の家、明後日はまた別の家で餅搗きが始まる。 二、三日す…
新温泉町浜坂の先人記念館「以命亭」の1コーナーに昭和の時代私たちがよく遊んだ独楽や凧揚げが展示されております。 独楽は、いろんな種類があり、子供の頃の思い出を呼び起こしてくれます。凧揚げの凧は手作りで元漁師の方がお孫さんの要望に応えて、図書…