先日、ある法事の読経の後のご講話で、家族旅行のお話をお聞きいたしました。お話されたのは副住職様でしたが、お寺を守っておられると、家族全員で家族旅行に行かれることはほとんどないそうです。
「私はお留守番をしているから」と、言う今年９２歳のおばあちゃんもどうしても連れて行きたいと願う、お孫さんにあたる副住職は、ここで智恵を絞りました。
そのおばあちゃんの遠縁にあたる四国のお墓参りを目的に組み入れて、やっと祖母も納得されたそうでした。
旅行の当日も何の不都合なこともなく、全員での家族旅行は無事に済んでしまいました。
何事も思いを通せば多少な困難は乗り越えられるものであると、確信した次第です。
