梅花藻が咲き始めて多くの人たちが田君川に訪れるようになった。二十数年ほど前までは、まだ誰も見向きもしなかった時代がある。山本茂信先生の要請で浜坂を何度も訪れていた植物学者の村田先生から、「こんな標高の低いところに梅花藻の群生あることは、非常に稀少なものです」と、指摘を受けていた。
あらゆるところで、梅花藻の稀少価値を訴えていたが、余り耳を傾ける人は少なかったが、ちょっとしたきっかけで、人々の意識を変え、川の周辺整備始められた。一時は台風で壊滅的被害を受け、多くの梅花藻が根こそぎ流失してしまった。
しかし、地域の人達の努力が実を結び、二年前には元の群生が蘇った。5月30日には梅花藻まつりも盛大に行われる