はまさか日記~澄風荘しょうふうそう~

兵庫県浜坂温泉・カニソムリエの宿・澄風荘の主人・スタッフが、但馬の文化や歴史、山陰海岸ジオパークのPR、浜坂の四季折々の魅力をお伝えしていきます。

8月11日 「山の日」 に寄せて 高嶺会藤木会長の卒寿祝い

高嶺会藤木会長の卒寿祝い

高嶺会の事務局長の宮前さんから「高嶺会の歩み」と題した冊子が届けられました。
今年の総会で藤木会長の卒寿のお祝いがありましたが、私は所用で出席することが出来ませんでした。

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 探検家、ジャーナリスト 藤木高嶺さん

藤木会長と言われるのは、藤木高嶺さんで、お名前の高嶺を会の名前にして発足されて、30年以上の永きにわたって活動をされている会であります。

私も会の末席に加えさせて頂いております。
藤木会長と私の出会いは30年前、浜坂出身の登山家、加藤文太郎の講演の講師を藤木会長にお願いしたことに始まります。
その頃は、浜坂の人でも加藤文太郎を知らない人が大半で、忸怩たる思いをしたことが度々ありました。

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2014年9月の藤木祭の様子

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藤木高嶺:朝日新聞社記者時代本多勝一さんとコンビを組んで活躍された。世界の民族や文化人類学に関する著作も多い。日本の山岳界の草分けでロック・クライミング・クラブ(RCC)の創設者である藤木九三氏を父にもつ。

幻の民コノイ族 (1970年)

幻の民コノイ族 (1970年)

 

 

藤木高嶺カメラマンの解放戦線潜入記 (1968年)

藤木高嶺カメラマンの解放戦線潜入記 (1968年)

 

 

「加藤文太郎を語る会」の発足

当時の上司の局長に相談したところ、何度も講演会や研修会を開いて町民の皆さんにも少しづつ知ってもらうようにしようということになり、ある新聞記者の紹介で、藤木高嶺さんにお願いすることになりました。
講演は大盛況で、地元の人たちのご理解も徐々に進み、「加藤文太郎を語る会」が発足致しました。

 

加藤文太郎を語る会と地元商工会青年部で歩調を合わせて「孤高の人」の文学碑建立や加藤文太郎記念図書館の山岳図書の貰い受けなどの様々な活動を行って参りました。
この間30年に亘って、藤木会長にはいろんなご指導を戴いて参りました。
「高嶺会の歩み」の冊子の中にも「加藤文太郎語る会」の活動も見受けられます。

 

8月11日 「山の日」 に寄せて

今年から8月11日に、「山の日」が実施されますが、今年は奇しくも加藤文太郎没80年という節目の年にもなります。
高嶺会が30年以上の活動を続けられそれ以上の歩みを進められております。

わが加藤文太郎語る会も山の日を契機に、活動の再始動を行いたいと、密かに誓うものがあります。

 

かにソムリエ 谷岡整

 

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