三横綱が休場で始まった大相撲、続いて人気者の高安と宇良が怪我で途中休場で、秋風が吹き、完全に興味を失いかけ今場所だった。
しかし、俄然面白くなったのが、序盤阿武咲が連勝を続け、元大関の琴奨菊も頑張り、大関の豪栄道が初日こそ敗れたものの、あれよあれよという間に10連勝で優勝候補の先頭にたち、一時は他の力士に3つの星の差をつけた。
ところが、豪栄道も緊張したのか、大事なところで連敗し、序盤でつまずき金星を4つも配給した横綱日馬富士に、千秋楽本割で星を落とし、続いて優勝決定戦でも破れ優勝を逃した。
三横綱を始め多くの上位陣を欠いた日馬富士と豪栄道の11勝4敗同士の優勝決定戦は、全く低調だったとしか言えない。
1場所15日制になって11勝4敗の幕の内優勝は、過去二例しかなかったが、今回で三度目の結果となった。
ちなみに、1972年の1月場所平幕の栃東と1996年九州場所の大関武蔵丸の二人がいる。