山陰海岸ジオパークエリア内に位置する白砂青松100撰「松の庭」を、この度かにソムリエが松林の歴史を学び、その後、松林内の落ち葉を拾い、雑草などを刈り取り清掃を行った。
この日、味原川清流会の岡部良一会長が松林の成り立ちについて話した。
「昭和の始め頃、浜坂海岸の潮の流れ、砂の移動が地域住民や漁業者の皆さんには大変な問題であった。
そのため先人は、蛇行していて台風の度に、氾濫を起こしていた岸田川の改修を戦前から始め、海から吹き寄せる風や砂から市街地を守るため、防砂林、防風林を昭和7,8年頃から計画して、今日の白砂青松100撰「松の庭」が形成された。
が、このような森や林である自然は、一朝一夕に出来得るものではなく、その間、永い年月と多くの人達の心血が必要とされるものである。」
ジオパークは、岩石や地質学、景観美だけでなく、自然と人間との関わりあいや風土や生活形態までもが含まれ、交流、人との連携も大切だと思う。