こんにちは。かにソムリエの宿澄風荘です。
年末年始も近づいて「勝負の3週間」も過ぎようとしていますが、新型コロナウイルス感染者増加が止まりません。
GoToトラベルの一時停止の範囲を広げる話が出ていますが、やむを得ないでしょう。
今後のGoToトラベルの運営方針についてはまだ未定ですので公式情報があり次第、お知らせいたします。日程変更、キャンセルのご連絡はお早目にお願いします。
2月以降のGoTo延長もありますので、今すぐの旅行は控えたいと言う方も日程変更のご相談承ります。お気軽にご相談ください。
当館は観光業に携わる者の責任として「GoToトラベルは新型コロナウイルス感染拡大に無関係だ」とは言えません。直接の原因かどうかはわかりませんが、無関係であるとの証左もありません。
旅行者の皆様は感染予防のルールや旅のマナーを守られています。当館のお客様は少人数のお客様が多く、館内の個室(換気扇常時稼働)で静かにお食事を楽しまれています。
ただ「人の移動に伴って感染が拡大する」という感染症の道理は常にあります。
現在の感染は無症状の感染者からの感染が増えています。意図せず誰もが感染を広めてしまう可能性があります。
もう聞き飽きた方も多いとおもいますが、今一度、感染を広げないためにはどういった場面を避けるべきかおさらいしてまいります。
感染リスクが高まる「5つの場面」を避けましょう
これまでの感染拡大やクラスターの分析から、感染リスクが高い行動や場面が明らかになってきました。内閣府では感染リスクが高まる「5つの場面」を提言し、わかりやすく解説しています。
飲酒を伴う懇親会等
飲酒を伴う会食では感染予防の注意をついつい忘れがちです。特に長時間、深酒になると感染リスクが上がることがわかっています。
大人数や長時間におよぶ飲食
GoToトラベル事業やGoToイートではお食事は基本的に「普段一緒にいる家族と」「4人以下の単位」でテーブルを分けることが推奨されています。
当館でもなるべくお客様のご希望に添いつつ、4人以下のテーブルとなるようセッティングさせていただいております。
長時間の会食は控えていただくことと、当館スタッフの働き方改革のためにもご夕食の終わりは9時半ごろまでとさせていただきます。
マスクなしでの会話
お食事中はマスクを外さないと食べられませんので、お食事中の会話はどうしてもマスクなしになりやすいです。
当館は冬はかにでおもてなしさせていただいておりますが、ぜひ「カニに全集中!」でおしゃべりの際はマスクを付けてお楽しみ頂ければ幸いです。
カニを食べると自然と無口になるというのが山陰のトレンドです!
首相官邸より「静かなマスク会食」なる会食の際の注意点チラシの案内がLINEにてきました。それよりオススメの方法があります。
— 民宿美味し宿かどや<香住>🦀GoTo35%割引公式サイトから (@kasumi_kadoya) November 21, 2020
会食ではカニを食べましょう。皆さん、喋らずに無口になりますよ(笑)。 #カニ食べ行こう #カニを食べる時は誰もが無口 pic.twitter.com/FYTic6jdV7
狭い空間での共同生活
これは家庭での感染も入りますが、普段一緒にいない方とご旅行では特に注意が必要です。窮屈ではありますがやはり室内でも会話の際はマスク着用が望ましいでしょう。
当館の客室には全室空気清浄機が稼働しております。
居場所の切り替わり
ご遠方からお越しになってお部屋に入ってほっと一息。マスクも外したくなると思います。ですが、スタッフのチェックイン時の説明が終わるまではどうぞマスク着用をお願いします。
スタッフもマスクを必ず着用しています。お互いマスクをすることが安全性を高めます。
静かな旅を。分散型旅行のススメ。
上記の5つの場面を避ける旅とは、簡単に言うと「静かな旅」「静かなお食事」です。
静かな旅のご提案
- 少人数(4人以下)で
- なるべく普段一緒にいる人と
- 長時間大人数の宴会は避けて
- お酒はほどほどに
- お話するときはマスク着用を
大切な人と静かにゆったりと旅を楽しんでいただける、プライベートな空間を澄風荘は大事にしています。
GoToトラベル公式サイトでは従来より「旅行需要の分散化」を目的として運営されていましたが、新たに「分散型旅行」の推進をしています。
「分散型旅行」って??
時間や場所をバラバラ(=分散)にして混雑を避ける旅
週末や連休を避け、人気の観光地だけではなく各地にある魅力的な場所を訪れ、ゆっくり旅を楽しむこと今まで日中に訪れていた観光地の「朝」や「夕方」「夜」等の景色を楽しんでみること
分散型旅行を実現するにはまず、一般企業の休暇の取り方を抜本的に変えることが必要です。有休を取りやすくしたり、定休日を業種別や地域ごとに分けて、休日の集中を避けることが必要です。
これは官民一体となった制度改革が必要なので短期間での実現は難しいかもしれませんが、感染予防とともに多くの人々の生活の質向上にも資する変革でしょう。ぜひ具体的な実現への政策を期待します。
感染予防に関しては皆様普段の生活でもしっかりとされていて、対策疲れもあるかと思います。耳にタコなお話だったかもしれません。
今後も旅のおもてなしを続けるには、暮らしと健康を守る必要があり、お客様・観光事業者双方の協力が欠かせません。
当館も感染防止策を続けてまいります。どうぞご理解ご協力のほどよろしくお願いします。皆様のご来館を静かにお待ちしております。