天空の城 竹田城
竹田城は川霧により霞む雲海に佇む光景からから、”天空の城”、”日本のマチュピチュ”とも呼ばれる但馬の絶景スポットとして人気の城址です。
竹田城の歴史
和田山ICから東へ国道312号線を通って竹田よりのところに、標高353.7Mの古城山があり、その頂きに竹田城跡があります。別名虎臥城とも呼び室町時代の嘉吉年間守護職山名持豊(宗全)が有力家臣太田垣に命じた築かせた山城ですが、その頃は小さな砦に近いものでした。
その後、戦国時代末期には今のような素晴らしい石垣積みの城郭となりました。この石垣は、安土城や姫路城と同じ、穴太積みの技術を用いたもので、山城としての美しさとともに縄張り(平面構成)の豪壮さは全国屈指の城郭と言われております。
竹田城の城郭は、中央の最高峰に天守台、周囲に高見殿(本丸)、平殿、奥殿、花殿を配し、その南北を大鳥が両翼を広げたように、北千畳・南千畳となっております。
城郭の規模は、南北約400m、東西約100mで、今なお悠久の偉容を誇っています。
ちなみに山名宗全は、室町時代の足利義政のとき応仁の乱の西方の大将で、11カ国を治めた大守護大名であったが、その後山名家は先細りの運命にありました。
竹田城と山名氏についての詳しい歴史はこちらをどうぞ。
竹田城と山名氏
竹田城跡へのアクセス
竹田城跡へのアクセスはR竹田駅から行くルートと、一般車両で行き「山城の郷」を経由するルート、さらに中腹第二駐車場までバスで行くルートがあり、大きく分けて4つのルートがあります。
冬の竹田城は登城全面禁止になります。冬季間(1月4日~2月29日)は竹田城跡への入山ができません。車やバスで直接城跡までアクセス出来ないので、どのルートでも最低20分は歩いて登らなければなりません。
1.JR竹田駅→登山道(徒歩)→竹田城跡
登山道にはさらに3つのルートがあります。
- 駅裏登山道(徒歩約30~40分)
- 表米登山道(徒歩約40分)※健脚者向き
- 南登山道(徒歩約60分)
2.JR竹田駅→天空バスorタクシー(20分)→中腹第二駐車場→徒歩20分→竹田城跡
空バスは期間限定で運行しています。料金など詳しくは、全但バスのホームページをご覧ください。
<3.和田山IC→一般車両(10分)→山城の郷→天空バス(20分)→中腹第二駐車場→徒歩20分→竹田城跡
一般車両は「山城の郷」から先の竹田城跡方向へは進入できないので、山城の郷に駐車します。
4.和田山IC→一般車両(10分)→山城の郷→徒歩(約20分)→中腹第二駐車場→徒歩(約20分)→竹田城跡
JR竹田駅 竹田城跡号
2014年からラッピング列車として運行されている2015年「天空の城 竹田城跡号」が車内をリニューアルされました。
観光列車「天空の城 竹田城跡号」は3月20日から6月30日の間、毎日運転されています。運行区間は城崎温泉駅から寺前駅まで。
雲海写真撮影スポット
竹田城といえば、「雲海」に佇み、まるで天空に浮かんでいるように見えるあの写真nの絶景ですね。ぜひ雲海撮影スポットで写真に絶景を収めたいところですが、おすすめは「立雲峡」です。春は桜も見どころです。
駐車場から徒歩約5分の第三展望台は、標高が竹田城跡より少し低いところにあります。さらに15分(第二展望台)~25分(第一展望台)ほど登ると、竹田城跡を見下ろすことができます。
早朝に登る場合は、電灯がありませんので懐中電灯が必要です。
山城の郷
天空の駅「山城の郷」は竹田城跡から一番近い休憩処です。車で行く場合はこちらへ駐車する必要があります。トイレや食事、土産のお買い物や、竹田城跡の歴史を学ぶ資料室もあります。竹田城跡へ訪れる際はぜひ立ち寄りたいスポットです。
竹田城跡写真
研修&観光を兼ねて、澄風荘スタッフの一同で竹田城跡へ行ってきました。ここからは竹田城跡の写真をお楽しみ下さい。
結構急な斜面もありますので、歩きやすい服装、靴をおすすめします。
竹田城跡の石垣
日本屈指の山城「竹田城跡」の偉容な石垣を御覧下さい。
所々緑が生い茂り、歴史の流れを感じます。
竹田城跡の周辺観光
但馬には竹田城跡近くに他にもおすすめの観光スポットがございます。出石そばが美味しい出石城址、豊岡のコウノトリの郷や山陰海岸ジオパークエリアでもある玄武洞、生野銀山跡、明延鉱山跡地、旧餘部鉄橋の天空の駅、もちろん新温泉町にも但馬御火浦をはじめ見どころはたっぷりです
山陰海岸ジオパークエリアにには城崎温泉を始め、湯村温泉、浜坂温泉郷、岩井温泉など数々の温泉が湧出しています。
竹田城から新温泉町までは車で70分ほどで、澄風荘へお越しのお客様も竹田城跡に寄って来られる方が多いです。新温泉町へお越し際はぜひ竹田城跡へもお立ち寄り下さい。