味原小径に蛍が舞う!
梅雨空の合間を縫って、ひとときの逢瀬を楽しむように味原小径に蛍が舞う。蛍たちにとっては短い青春、そっと見守ってあげましょう。
少しづつふるさとの川に蛍が戻りつつあるが、幼い頃は、初夏の夜空にたくさんの蛍が舞っていた。夜ともなると、子供たちが竹箒を持って蛍を追っかけ回ったことを想い出す。
あの頃は夜空の青い星も瞬いて眩しいぐらいであったが、蛍の光は星よりも明るく、根深葱の中で光る蛍は幻想的な瞬星であった。
まだ蛍光灯のない時代、家の中の裸電球の明かりが、とても見窄らしく思われた頃だけに尚更であった.
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