三尾の大島を眺めるかにソムリエとジオレディーたち。
三尾の大島へかにソムリエの会へ視察へ行ってきました。三尾は新温泉町の海辺の村落です。但馬御火浦に面しています。
但馬御火浦の後鳥羽上皇伝説
但馬御火浦は名称天然記念物に指定されている風光明媚な絶景が広がるところですが、後鳥羽上皇伝説が残っています。三尾の村の古老の話によると、隠岐の島に向かう途中後鳥羽上皇の一行は、突然の嵐に見合わされ、難渋していたところ、陸地の方角に火の灯りを見つけ、ようやく村人らに助けだされたそうです。上皇が詠まれた詩が次のように遺された碑が建っています。
想いやれ憂き身を 御火の浦風に泣く泣く 絞る袖のしずくを
柱状節理
青々とした日本海にポッカリと浮かぶ周囲約300メートルの小島は、国の天然記念物、名勝に指定された、「但馬御火浦」の中心的なところ、粗面岩質流紋岩の柱状節理が特徴で、東側は、一面隙間なく打ち込んだ石の杭のように見える。
昨年10月、山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに認定され、陸からも海上からもその景観美はジオスポットのひとつである。
柱状節理とは岩石の柱状の形をした規則正しい割れ目のことです。
御火浦海上タクシーでは山陰海岸ジオパークの絶景を海の上から間近に体験出来ます。
ジオの風景シリーズ: