田舎の食体験で、たこ焼きにホタルイカを入れました。春のホタルイカ水揚げ高有数の新温泉町浜坂では常識のひとつ?
合わせておはぎも作りましたが、ぼたもちとも言い、小さい頃祖母がよく作って食べさせてくれたことを思い出しました。
とは言っても、お盆と庚申さんの特別の時だけでした。あの頃は皆が甘いものに飢えていた時代だったかもしれませんね。
庚申さんは、中国の道教を元とする信仰と言われ(かのえ・申)で十干と十二支を組み合わせた60のうちのひとつ。したがって60日のたびに庚申の日があり、年に6回(時として7回の年もある)あることになります。
ぼたもちを腹いっぱい食べながら、次の庚申さんが待ちどうしい気分になったものです。
この組み合わせを年にすると、60年に1度となり還暦となる。
これらの組み合わせの年に起きた事件で、壬申の乱(645年、以前は大化の改新とも言われた)や戊辰戦争(1868年~69年の68年からとる)などの事件の名前になる。
また、高校野球でおなじみの甲子園球場の命名も球場の完成した年1924年甲子(きのえね・こうし)から由来したものと言われています。