新温泉町浜坂に久斗川を遡ること十数キロ奥まった山の頂に安泰寺というお寺があります。今から40年近く前、京都からこの山の頂上に禅寺が越して参りました。
以前、この辺りは久斗山地区「池ヶ平」と言う6~7戸の民家がありました。その頃は小さな村にも子どもたちも多くいて、数キロ下った久斗山小学校へ通っておりました。冬になるとその頃は積雪が2名メートル近くにもなり、冬期分校が開設され、臨時の教師がやって来て1年生から6年生まで一人で教えておりました。
現在、寺には禅の修行僧が10名近くおられ、年中自給自足の生活で、禅の修行に励んでおります。ご住職様はドイツの方で、外国人の修行僧も沢山おられ、何年か修行を積まれるとそれぞれの処へお帰りになります。
この青年はドイツからやってこられた27才の庭師をされているそうです。三年を目途に日本文化を学ぶため、明日入山されるそうです。
今日は、浮き世のアカを流すため歩いて三分のユートピア浜坂の温泉に出かけられるところです。