浜坂観光協会のかにソムリエ研修会でとち餅・菱餅作りの研修が行われました。澄風荘からはスタッフのかにソムリエ・谷村さんが手伝いに行ってきてくれました。
久斗山の「おおすぎの館」で久斗山農産加工組合の皆さんに講師として指導していただきました。
とち餅とは
とち餅とは栃の実を餅の生地に混ぜ込んだお餅です。但馬のこの辺りでは銘菓としてお土産になっています。栃の実は香ばしく風味が独特で、とても美味しいです。
栃の実については以前も書きましたね。
菱餅作り
菱餅は桃の節句、ひな祭りの時に飾って食べますね。新温泉町の浜坂ではひな祭りは3月3日ではなく旧暦の4月3日です。(七夕も8月7日)
中村組合長によると、菱餅のピンク白、緑の三色にはこんな意味があるそうです。
「 緑は地面、白は冬の雪、ピンクは春の桃の花を表している」
切るのに力が入ります。
研修は久斗山農産加工組合の方々指導していただきました。
菱餅も切る際にでた端切れは炒ってあられとしてお茶うけになります。
とち餅作り
生地を練り
みんなで丸めていきます。
お汁粉で試食。
とち餅は小豆と合わせると上品な甘さが感じられとても美味しいです。
餅は地域の伝統食です。それぞれ地域ごとに特色があり、様々な素材が使われます。
浜坂のとち餅も郷土食として残していくよう、この味を守っていきたいと思います。